2012年9月12日水曜日

4度目の夏、一番あつい夏

みんな日誌書け書け~!

ついに…ついに! 「ふたりで別の歌を」撮影クランクアップしましたーーー!!!
長かったです。本当に長かったです。終わってみればあっけないけれど長かったです。


今さらですがじつはわたくし、もともと正規スタッフではなく簡単なお手伝いとして来る予定でした。

というのも、もう1つ別の卒業制作を抱えています。 そちらも同時進行で作業していたため、正直しっかりと時間を取れるのかが不安でした。
理由は、録音部の人員が足りないためでした。もともとこの学年は録音部をやる人が少なかったのです。どの部署もそうですが、録音部がいなくては映画は撮影できません。

そんな大それた使命でもなんでもないですが、僕が録音部をやらなければ卒業制作2班のうち1班は破綻すると言われました。僕としてもそれはあまりにも残念だったので、 最後の思い出にと、録音部を引き受けました。仕事は、技師。できるかどうか不安でした。

想像もつかないほど多忙になるだろうと思われ、断りたい気持ちでいっぱいでした。
いや、クランクイン前日あたりまでは引き受けたことをずっと後悔していました。
無理だ。時間がない。余裕がない。間に合わない。耐えられない。

泣いたりグズったりはしませんでしたが笑

でもそれらを越えて、終わりがきました。
撮影序盤はなかなかに体力的、精神的にも削られていきました。それはみんなも同じ気持ちだったと思います。疲れた。眠い。しんどい。お腹減った。暑い。苦しい。
それらを越えて、今が来ました。
わざわざ後輩で参加してくれた森くんにもたいへん感謝しています。そして録音部が少ないなか、マイクマンをやってくれた裕貴にも頭が上がりません。

この夏というものを使い果たした代わり。
みんなとの忘れられない想い出。キャストさんとの大切な出会い。そしてどこまでも深まった絆。一緒に同じつらいものを乗り越えたというのは、すごく強みになります。

強いて後悔してることを挙げるとすれば、クランクアップの時に泣けなかったことですかね。映画とか、音楽とか、舞台とか、小説とかそういったものではよく泣けるんです。でもなぜかこういう時はうまく泣けないんです。変にドライアイなところがシャクですね苦笑

さて、しかしまだまだ映画が完成するまでの道のりは遥か長いです。
全てを終えるとき、その時まで涙はとっておきます。
僕の仕事はまだまだです。これからが勝負と言う感じです。

 さて、おやすみなさい。楽しかった日々を思い出して、良い夢を。
 お疲れさまでした。スタッフ一同、キャストのみなさん、その他お手伝いで来てくださった皆、支えてくれた友達、みんな大好きです。

録音部 平嶋

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